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No.3

 早いもので、生まれて25年が経過中である。
 人生とは不思議なもので、千葉県成田市出身の私が、今なぜか宮崎でダイビングインストラクターという一風変わった仕事をしている。
 子供のころは飛行機のパイロットになりたかった。大空を飛び回るはずが、今は水中を飛び回っている。
 ダイビングとの出会いは大学4年の頃。波に乗るため、日々海に通 っていた私は、息をこらえて、潜ることなく必死に泳いでいた。
 その一方で、水中世界を楽しめるダイビングという遊びにもとても憧れを感じていて、財布と相談しつつ、体験できるチャンスはいつかくるだろうと思っていた。
 そして大学の研究が落ち着いた頃、体験ダイビングという素晴らしいプログラムに巡り合ったのである。念願叶い、日ごろ味わえないような不思議な感覚、見ることができない生物の世界に出会い、感動し、ダイビングライフがスタートした。

 不思議な感覚とは?
 人がもし空を飛べるとしたら、この感覚に似ているのではないだろうか?
 全身の力を抜いてただ漂ってみる。水面からは太陽光が体に力を注いでくれる。
 言葉がいらない世界。不思議と海に潜り浸っていると、いやな心は吸い取られとても素直な心になれるような気がする。
 ところで 話は変わるけど、私は魚と話ができると思っている。
「んな アホなっ!」という声が聞こえてくるけど、森を愛する人が木と、動物が好きな人が動物と会話するように、普段海に潜って魚たちと向き合っていると、
「おー 調子はどうだい? あんまじゃましないでくれよ!」
「おー、悪い悪い。でも、ほんとはもっと見てもらいたいんだろ?」
みたいな弾んだ会話が、海の中で静かに交わされているのである。

 ちょっとっとアブナイ(!?)私が、これから海と魚たちとの日記を書いていこうと思うので 力を抜いて読んで下さいませ。  (つづく)

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